AIと始めた、
1人会社の仕組みづくり
Webサイト、社内ポータル、ナレッジ、業務システム。AIを活用しながら、1人で会社の仕組みを作ってきた過程を振り返ります。
Stractoは、現在まだ小さな会社です。
会社を立ち上げ、Webサイトを作り、社内ポータルを整備し、ナレッジや業務を支える仕組みを作る。通常であれば、専門の人に依頼したり、複数人で進めたりすることも少なくありません。
それを、AIを使いながら1人でどこまでできるのか。今回は、Stractoを立ち上げてから現在までを少し振り返ってみます。
会社を作った当初から、今のような環境を作ろうと思っていたんですか?
いえ、最初から全部を計画していたわけではありません。
会社として必要なものを一つずつ考えて、「まずWebサイトが必要だな」「次は社内の情報をまとめたいな」と進めていった結果、少しずつ今の形になっていきました。
その過程で大きかったのがAIです。以前なら「これは自分だけでは難しい」と考えていたものでも、AIと相談しながらなら、かなりのところまで自分で作れるようになりました。
Webサイトも自分で作ったんですか?
はい。StractoのWebサイトも、AIを活用しながら自分で作っています。
もちろん、ボタンを押したらAIが全部完成させてくれた、という話ではありません。「どういう会社に見せたいのか」「何を伝えたいのか」「このデザインはStractoらしいのか」といった部分は自分で考えます。
その考えをAIに伝えて、コードを書いてもらったり、デザインを調整したり、何度も修正したりする。そうやって一緒に作っていく感覚に近いです。
社内ポータルまで作ったのはなぜですか?
会社が小さいうちから、情報や仕組みを整理しておきたかったからです。
人数が増えてから「情報がどこにあるのか分からない」「特定の人しか分からない」という状態を直すより、最初から仕組みを作っておいた方がいい。そう考えて、社内ポータルやナレッジの仕組みも作っていきました。
1人の会社なのに社内ポータルが必要なのか、と言われれば、確かに今だけを考えれば必要ないかもしれません。でも、会社を大きくしてから作るのではなく、大きくなっても困らない仕組みを小さいうちから作るという考え方です。
AIを使うことで、一番変わったことは何ですか?
「自分ではできないから外注する」という境界線が、かなり変わりました。
私はすべての分野の専門家ではありません。それでも、自分がやりたいことを整理してAIに伝え、出てきたものを確認して、修正して、また試す。このサイクルを繰り返すことで、以前なら専門家にお願いしていたようなところまで、自分で形にできるようになりました。
これは1人で会社を経営するうえでは、かなり大きな変化だと思っています。
では、AIがあれば1人で何でもできる?
そこまでは思っていません。
AIが意思決定まで全部してくれるわけではありませんし、最終的に「何を作るのか」「なぜ作るのか」を決めるのは人間です。間違ったものが出てくることもあるので、確認も必要です。
ただ、これまで10のアイデアがあっても、時間や技術の問題で2、3しか試せなかったものが、AIによって7、8まで試せるようになる。その違いは非常に大きいと思います。
1人で起業して、ここまでやってみてどうですか?
自分でも、「1人で起業してここまでできるんだ」と感じることがあります。
Webサイトを作り、社内の仕組みを作り、AIを組み込み、少しずつ自動化していく。もちろん、まだ会社としては始まったばかりです。
それでもAIがあることで、小さな会社でもかなり本格的な仕組みを持てる時代になったと思います。
最後に、これからAIをどう使っていきたいですか?
AIそのものを目的にはしたくないと思っています。
「AIを導入しました」で終わるのではなく、人がやらなくてもいい作業を減らしたり、必要な情報をすぐ使えるようにしたり、経営判断を支援したり。会社を運営するための道具として、自然にAIが存在している状態にしたいです。
Stracto自身を実験場にしながら、これからもTechnical Labで実践したことを紹介していきたいと思います。
Stractoは、これからも自社で試し、学び、形にしていきます。